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Tillandsia ionantha 'Ron FP Select'
■Tillandsia ionanthaに関して
Tillandsia ionantha はメキシコ~ニカラグアにかけて分布するチランジア。
チランジアの代表種、人気種であり、エアープランツとして広く親しまれている種です。
ホームセンターや百均でも販売されており、手に取る機会は多いが、専門でない販売店で長期在庫されたものは弱っているものも少なくないようです。そういったものを購入して枯らしてしまい、「エアープランツって難しい」と思っている人も多いのではないでしょうか。
本来とても丈夫な種で、大きさも手頃、花付きも良く子株も吹きやすいので、誰にでもお勧めできるチランジアです。
また、分布域の広さから、さまざまな変異個体や栽培品種があり、コレクション性が高い点も人気の理由です。
学名のionantha はスミレ色という意味で、本種の花の色に因んでます。
丈夫で成長も早く育てていて楽しい種類なのは間違いないのです。だがしかし、品種によって多少の差はありますが往々にして寒さに弱く、私の環境では冬ギリギリまで外に出してしまい結構葉を痛めてしまうんですよね。
なんとか綺麗に育て上げてみたいもんですよ。
(と、ここまでは全ionanthaコピペ)
■Tillandsia ionantha 'Ron FP Select'
入荷した多数のRonの中に、一株だけ明らかに多肉質で特徴のあるものがありました。
一般的なRonが外巻にカールする葉を展開するのに対し、多肉質で太短い葉を密生させる個体です。
1年程栽培したところで開花してくれましたので、写真を撮ることができました。
側面から
Tillandsia ionantha ’Ron FP Select’ -1
反対側面から
Tillandsia ionantha ’Ron FP Select’ -2
正面
Tillandsia ionantha ’Ron FP Select’ -3
側面から
Tillandsia ionantha ’Ron FP Select’ -1
1/3
■2021年4月3日
ちょっと花が萎れかけになってしまいましたが、葉の色はこの時が一番濃く発色していました。
やや小ぶりなサイズで非常に多肉質な様子がうかがえると思います。
もっと暗めの環境で、多めに施肥すればさらに大きくすることは可能かと思いますが、私の環境ではRonも同程度のサイズで開花していますので、Ronと比較してサイズが違う、というわけではなさそうです。
見事に全草が赤く染まりました。非常に美しいイオナンタだと思います。
その後子株を出してくれて、1株のみリリースしています。
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